インターネットなどによって、政治趣向の「分化」が進み、民主主義の限界がきている。40パーセントは伝統的な保守・リベラルだ、しかし残りの60パーセントは、微小なクラスタがお互いに影響され合いながらひしめき合っている、そんな構造に、今の社会はなりつつある。40%の「マジョリティー」と、60%の「マイノリティーの集合」だ。別の言葉でいうと、政治がファッション化している、あるいは、消費者と企業のような関係になっているということだ。トランプ政権などは、その60%の不満の結果だと思う。これは、40%のマジョリティーのためだけの政治は、果たして民主政治と言えるのだろうか、そのような問いなのだ。だからAlt-Rightなどとよくいうが、本当はRightではない。Alternativeの集合なのだ。 つまり、ダイバーシティが高くなりすぎて、従来の民主主義の限界がきている、ということだ。どうやって解決する？AIでも使って、Facebookに出てくる広告のように、一人一人に最適化された国家を提供するか？それも一つの手かもしれない。あるいはVR空間かなんかに移住して、・・・・・。どの方法もディストピアみたいになりそうで怖いが。 何にせよ、なんとかする必要がある。