問題は、その公的支援の内容が不十分であることだろう。あるいは公的支援の周知がされていないということの裏側には、行政を含む世間全体の弱者に対する意識が軽薄であるという理由がある。それを改善するために、まさに周知を図るために「葬儀代がなくて…」と言った見出しをつけるのである。したがって、「遺体遺棄事件の報道では繰り返し、「葬儀代がなくて…」といった見出しがつけられます。これは、記事を見る人たちの注目を得るためにつけられるYouTubeでの“釣り見出し”と同じです。」などという意見は唾棄するべきものであるし、そもそも「「社会的な援助を必要とする人が放置されている」ことが根本的な問題」とする佐藤氏の立場と矛盾するものである。
「葬儀代がなくて遺体放置」の本質…同情的、センセーショナルな報道の問題点
著者 : 佐藤葬祭社長 佐藤信顕
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