ムーンショット型研究開発「死後の世界の内部エンクロージャを用いた呪術的護国システムの開発」

古来死後の世界。未知の世界というものは海の外に見出されてきた。しかしながら近年のグローバリイズムやテクノロジイの発達によってもはや海の外は未知ではなくなり、現実的なものとして捉え直されてきた。そうなると、日本文化がこれまでに育んできた未知への憧憬というものは内部=国土へとエンクロージャされることとなる。すなわち、現実に私たちが生活している空間と、未知の空間が同居するようになるということである。そんな中、近年の地方における墓地の爆発的増大に伴い、現在この国は前代未聞の呪術的パワーの強まりを見せている。

本提案の目的は、地方墓地の霊力を用いた全国的呪術ネットワークを構築し、日本の経済力・防衛力を強化する結界を作り上げ、呪術的護国システムの開発をすることである。