インターネットにおけるアンチ・フェミニストの自己矛盾について

最近のインターネットでは、女性蔑視的な文化を変革していこうという動きを、「キャンセルカルチャー」や「表現の弾圧」として批判している人が多い。しかしながら、その論理を突き詰めていけば、結局、彼らが批判している対象と同じところに行き着く。なぜならば、均質的で多様性の無い文化の有り方こそ、自由な表現を不可能にしている根源であり、それこそ「キャンセルカルチャー」と呼ぶべきものだからである。

例えば、特定の認可されたステレオタイプと結びつける形でしか人を描くことが許されないという点で、それはキャンセルカルチャーなのである。