批評はじめました:夜に駆ける と Into The Night

夜に駆ける Into The Night 批評

日本語に聞こえちゃう技巧はすごいが、歌詞が直訳という印象がある。ただ、直訳なのも訳として間違っているわけではないと思う。なぜなら、そもそもこの曲自体に、歌詞によるものなのか、あるいは歌い方によるものなのかはわからないが、どこか全てを他人事かのように語っているような所があるからだ。表面的には抒情的に見えるが、実際には感情から疎外されている。それは今の日本の政治・思想・文化全体を取り巻く問題である。